【対人関係論】人間のあらゆる行動には、相手役が存在する。

 

人間のあらゆる行動には、その行動が向けられる特定の相手(相手役)がいます。

 

人は、相手が誰かによって、瞬時に自分の感情を選択し、行動をおこします。

他人の子どもであれば、そこまで感情的に怒らないようなことも、相手が自分の子どもであれば、感情をむき出しにして叱りとばす行動を選択するようなことです。そして、そうした行動をとった直後に電話が鳴れば、瞬時に甲高い声で「はい、もしもし~」と電話の向こうの相手役に向かって、即座に感情と行動を選択し直すようなことを、いとも簡単にしているのです。感情にコントロールされているのではなく、自分自身が感情を巧みにコントロールしていることを自覚したとき、自分の人生を主体的に生きる第一歩を踏み出すことができるのです。