◆書籍について

 創業以来累計で8万人超の保育実績を有する民間保育サービス会社の経営者が世に問う「子育て・親育て」論。

実務家・実践者として日々、現場の最前線で多くの子ども達やその保護者と関わる中で体得した実践的な知見を、アドラー心理学の理論に照らし合わせて、読者の子育てにすぐに活かせるようにやさしく解説しています。

 あわせてアドラー心理学の「勇気づけの子育て」実践者へのインタビュー内容をコラム形式で紹介することで、充実した理論解説と具体的な実践例を同時並行的に読み進めることができよう工夫しました。

 

 多数出版されている「アドラー心理学による子育て」を紹介する類書と異なり、本書はもっぱら親自身の「親としての在り方」を見つめ直すことを主題としています。

 この作業を省略して、アドラー心理学をいたずらに「子どもを良い子に育てるテクニック」として活用したところで、なかなか上手くいかないという実例を、実務家として多く目にしてきたからこその視点です。

 

 「アドラー式 勇気づけ子育て」の本質とはなにか?

 解りやすい理論解説と豊富な実例を交えながら、「アドラー幸せの3条件」が、<親と子>両者の自立にとってのブレない指針となることをお伝えします。

 


著者 熊野 英一 

<プロフィール>

アドラー心理学に基づく「相互尊敬・相互信頼」のコミュニケーションを伝える<親と上司の勇気づけ>プロフェッショナル。「ほめない・叱らない!アドラー式勇気づけ子育て各種講座」「アドラー心理学に基づく部下の自立を促すイクボス養成講座」等のテーマで講師を務める。これまで、ボン・ヴォヤージュ有栖川広尾サロンを皮切りに、伊勢丹新宿店cocoiku、 三菱地所を始めとする大手町・丸の内・有楽町に勤務するワーキング・マザーの会、 ソフトバンク、ドイツ証券、国立研究機関、大手製薬企業、日本能率協会マネジメントセンター、 自治体・教育委員会・PTA主催の講演会、子育て講座、管理職研修などに多数登壇。

その他「日経DUAL」や「朝日おとうさん新聞」でのコラム執筆等を通して活発な情報発信も行う。 2016年4月、日本におけるアドラー心理学関連書籍を多数出版している老舗出版社アルテより 「アドラー子育て・親育てシリーズ 第1巻 育自の教科書 〜父母が学べば、子どもは伸びる〜」 を発刊。

フランス・パリ生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。 メルセデス・ベンツ日本にて人事部門に勤務後、米国Indiana University Kelley School of Businessに留学(MBA/経営学修士)。 製薬企業イーライ・リリー米国本社及び日本法人を経て、保育サービスの株式会社コティに統括部長として入社。 約60の保育施設立ち上げ・運営、ベビーシッター事業に従事。2007年、株式会社子育て支援を創業、代表取締役に就任。 2012年、日本初の本格的ペアレンティング・サロン「bon voyage有栖川」をオープン。 日本アドラー心理学会 正会員。